隠れてしまうというのは、VMware Workstation Player をフルスクリーン状態で、コマンドバーの固定ピンをはずしてしまい、それが細い線となってデスクトップウインドウ上部に表示されていることである。
だがこの表題について、一部の「VMware使い」の方にとっては2つの疑問が生じるかもしれない。
コマンドバーってなに?
ひとつめの疑問は
「コマンドバーってなに?」
であろう。
コマンドバーとは、最大化したときに上部に出てくるメニューのことで、一般にツールバーとかメニューバーとかタイトルバーなどと呼ばれている。なぜ、ここでコマンドバーと呼ぶかというと「固定ピン」上をマウスホバーすると、そのように表示されるからである。
ちなみに VMware Workstation Playerにおける「ツールバー」とは
上図の赤枠で囲まれた範囲のようだ。([表示]→[カスタマイズ]→[ツールバー]で表示/非表示できるのがこの赤枠の範囲だからだ)
興味深いことに、本家・VMware Docs では、コマンドバーで検索してもなにもでてこない。(2017/12/25現在)
隠れてもマウスを上部に移動すれば表示されるのでは?
ふたつめの疑問は、コマンドバーが細くなっても、マウスポインターをデスクトップウインドウ上端いっぱいまで移動すれば、コマンドバーがドロップダウンして表示されるじゃないか?というものであろう。
たしかにディスプレイ一枚ならそうなのだが、複数環境でディスプレイが上下に配置されている環境ではそうはいかない。
マウスポインターを上端いっぱいにすると、並列しているディスプレイに移ってしまい、なかなかこの細い線(しかもエンカウント幅は1ピクセルと思われる)にマウスポインターを合わせるのは至難だ。
CTRL + Alt して、Alt + F
そういうときは、
CTRL + Alt
で、いったんフォーカスを VMware Workstation Player 全体に移し
Alt → F
または
Alt + F
でコマンドバーが表示され、ファイルメニューがドロップダウンされる。